秋気心地よい今日このごろ、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
今回は、「読書の秋」についての豆知識をご紹介します。
そもそも、どうして「読書の秋」というの?
夏の暑さが和らいで、気温も適度になる秋は、やりたいことに集中しやすく、やる気もわきやすいでしょう。
さらに、秋は日が短くなって、一人で静かに過ごせる時間も多くなる季節ですよね。
そんな静かで快適な時間には、読書が最適なのです。
「読書の秋」という言葉は、唐の時代に活躍した中国の詩人韓愈が書いた「符読書城南詩」という詩に由来するとされています。
この詩は、「秋になって雨が上がって空が晴れて、涼しさが山々にも広がっている。夜の灯りと仲良くなって、本を開けるようになった」という意味だそうです。
この詩を明治の文豪 夏目漱石が1908年に発表した小説『三四郎』で引用したことで、「読書の秋」という言葉が日本中に知られるようになりました。
そして、戦後間もない1947年から、「読書の力で平和を築く」というコンセプトで、10月27日から11月7日まで「読書週間」が始まりました。
この読書週間は、1960年に設立された「読書推進運動協議会」が推進したことで全国的に広まりました。
この読書週間が、「読書の秋」のイメージをさらに定着させたのです。
秋本番、皆さまもゆっくり本を読みながら癒されてみてはいかがでしょうか。